26 Deliberate Maladjustment by Microorganisms: A Medium for Images or Luminous Bacteria
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26 Deliberate Maladjustment by Microorganisms: A Medium for Images or Luminous Bacteria
佐伯拓海 (九州大学大学院芸術工学府博士課程), 増田展大 (九州大学芸術工学研究院), 城一裕 (九州大学芸術工学研究院)
Leonardo
本論文では,筆者らの制作した2つの作品A Medium for Images or Luminous Bacteriaと‘イ’ (1926) by BioLuminescent Bacteriaを通し,“わざと調整しない(deliberately maladjusted)”(Vasulka,1970) という言葉の新たな意義を,微生物による画像処理と結びつけることで明らかにする.“わざと調整しない”こととは,1970年代のビデオアートにおける,当時支配的なメディアであったテレビジョンに対する物理的な介入のもつ批評性を表した言葉である.これらとは対照的に,現代のコンピューターによる画像処理は,デジタル計算とディスプレイにうまく調整された(well-adjustedな)方法で,様々な視覚メディアをシミュレートし,操作する.著者たちは,生きた存在や微生物を用いた画像処理の歴史的過程を再考し,”わざと調整しない”作品の可能性の拡張を試みる.
論文:
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